まとめてラノベ感想

 今年の後半あたりから、何を血迷ったかライトノベルを読み始めた。
 今までブログには書いてなかったのだが、結構な量読んだのでここでまとめて感想。ちなみに順番は面白かった順です。

 評価★★★★☆
 この中ではずば抜けて面白かった。概念世界や概念条文という独特の設定と熱いバトルが疾走する。肝心の「交渉」は力業っぽいところもあるが、物語のスピードを妨げず、かつ交渉として見事に成立させている。
 随所に挟まるギャグやエロも笑えるし、分厚いがお勧めできる作品。
 ただ、地の文や台詞回しがやや大仰すぎるので、気になる人もいるかもしれない。場面によってはそれがはまるのだけれど。

 評価★★★★☆
 おなじみシャナの本編のみ。
 伝奇アクションとしても学園ものとしても、それほど設定や展開が斬新なわけではないが、王道ラブコメを軸にした両輪の切り替えのテンポやバランス感覚が良い。最新刊を読む限りでは終わりが近そうだ。
 ところでこれ、4巻ごとに起・承・転と考えると上手くはまる。やっぱり16巻からが結なんだろう。

 評価★★★☆☆
 童話というか寓話というか。色々な国での主人公キノの体験を短編で綴る。
 ちょっとしたファンタジーとツイストと皮肉が効いた、良くできたショートショート。ただ、二巻も後半に入ると落とし方が見えてしまうのは辛いかな。

 評価★★★☆☆
 おなじみハルヒの消失以降。
 一年ぶりに読んだが、目の覚めるような展開もなく、消失を頂点に落ちている感じしかしない。特に『陰謀』はフリが面白かっただけに残念感が漂った。
 最新『分裂』の展開は気になるといえば気になるが。

 評価★★☆☆☆
 内容以前に文章が読みにくい。特に接続詞の使い方が変でやたらと苦労した。
 話の展開は王道ラブコメかつ王道少年漫画といった感じ。ただあまりに王道すぎて捻りがない。