2007-10-27 アイザック・アシモフ『第二ファウンデーション』 読書感想 どんでん返しの連発は圧巻第二ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈3〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: アイザック・アシモフ,岡部宏之出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1984/12/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 44回この商品を含むブログ (36件) を見る あらすじ 設立後300年で第一ファウンデーションは瓦解してしまった。ハリ・セルダンが予見できなかった人間、超能力者ミュールに撃破されてしまったのだ。 だが、もう一つ、謎に包まれた第二ファウンデーションが残されていた。 第二ファウンデーションの探索を巡って、ミュール及び第一ファウンデーションと第二ファウンデーションの闘いが始まる。 感想 銀河帝国興亡史(ファウンデーション)シリーズ第三作。 ミュールの帝国とファウンデーションの二つの勢力が第二ファウンデーションを捜索する、というので、てっきり二つの組織と第二ファウンデーションで三つ巴になるかと思ったらそうでもなかった。 先にミュールが第二ファウンデーションを捜し、それが失敗に終わった後でファウンデーションが動く。両者の第二ファウンデーションとの駆け引きは読み応え抜群。 また、それぞれの第二ファウンデーションの性格や位置についての仮説がいくつも飛び出す。それらの仮説の検証と推理、そして最後にはどんでん返しもある。 非常に面白い作品だった。★★★★★