エド・マクベイン『麻薬密売人』

どうも印象に残らない。

あらすじ

 寒さが骨の髄まで凍らせ、耳もちぎれそうな深夜、パトロール警官のジェネロは地下室から洩れる明かりを発見した。
 彼が裸電球の点った地下室で見つけたものは……顔が紫色に変色し、頸に紐を巻きつけられた少年の死体だった。そして、少年の傍らには空の注射器がころがっていた……

感想

 87分署シリーズ第三作。題名通りに麻薬密売人や麻薬中毒患者が出てくるが、それほど深刻な感じにはならない。あくまで警察小説の一環として麻薬事件の捜査を描いているという印象。
 ミステリとしての驚きはあまりなく、ちょっとしたプロットの捻りがあるくらいか。
 あまり語ることがないなあ。★★★☆☆