谷原秋桜子『龍の館の秘密』

美波シリーズ第二弾

龍の館の秘密 (創元推理文庫)

龍の館の秘密 (創元推理文庫)

あらすじ

 行方不明の父親を捜すため、日々アルバイトに励む倉西美波。
 今回のバイトは「立っているだけで一日二万円」というバイト。
 ところがバイト先での宴会の末、ひょんなことからたどり着いた京都の「龍の館」でまたまた殺人事件に巻き込まれる。

感想

 前作に続き、主人公の美波が変わったバイトを発端に事件に巻き込まれる。
 相変わらず軽いノリで展開されるのだが、事件が起こるまでかなり時間が掛かるのがネック。トリックもあまりに伏線が薄すぎてちょっといただけない。
 犯人特定にいたる過程が少し面白かったのでそこは評価できるけれども。★★★☆☆


「善人だらけの街」
 ネタがすぐに分かってしまう。小ネタのおまけといった感じ。