2007-12-22 マイケル・バー=ゾウハー『パンドラ抹殺文書』 読書感想 アクションとロマンスとどんでん返し、正に王道エンタメパンドラ抹殺文書 (ハヤカワ文庫NV)作者: マイケルバー=ゾウハー,Michael Bar‐Zohar,広瀬順弘出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/03/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る あらすじ KGB上層部に潜むCIAの二重スパイ“パンドラ”の正体を暴露する鍵となる文書の存在が、ソ連側に発覚した。 直ちにKGBは行動を開始するが、予期せぬ事故により文書はシルヴィーの手に。彼女はKGBに襲われそうになるが、ジェームズなる男によって危機を脱する。 だがそれは、CIAとKGBとの凄絶なる暗闘の序曲だった! 感想 アメリカのCIAとソ連のKGBが二重スパイ「パンドラ」の正体を暴露する文書を巡って暗闘する。 主人公とヒロインがCIAとKGBの双方に狙われながら事件を調べていくという謀略ものの基本を抑えながら、アクションをたっぷり盛り込み、ラストにしっかりと意外性のある解決を持ち込んでいる。王道中の王道のエンターテイメント。★★★★☆