浦和レッズ×鹿島アントラーズ(0−1)@埼玉スタジアム2002
浦和はワシントンが復帰したので3−5−2に戻した。
DFは右から坪井、闘莉王、阿部
MFはボランチが啓太と長谷部、右が平川、左が相馬、トップ下ポンテ
FWはワシントンと永井
前半は鹿島がかなり速かった。
前からガンガンプレッシャーを掛けて囲んでボールを奪い、突っかけてくる。
ただどうもラフプレーが多いのが気になる。
テレ玉での解説の福田*1は「鹿島の当たりが激しい」と言ってたが……*2
両者惜しいシーンがあり、全体的には鹿島が素早い囲みと前線へのボール供給で押しているという感じ。浦和はボールを奪ってもそこからの展開が遅く、鹿島にガッチリと守られるシーンが多かった。
ところが、前半終了間際に新井場が二枚目の黄紙で退場になる。まあ扇谷の目の前でフライングエルボーを首に入れたら駄目だな。
でそのまま前半終了。
後半、鹿島はメンバーチェンジをせずに本山を左サイドバック*3に置いた。
そして意外とこれがしっかりと機能する。
後半は立ち上がりからベタ引きの鹿島に対して攻める展開が続くが両サイド*4のクロス精度が微妙でなかなか攻めきれない。
後は大きかったのが、競り合った後のボールを狙う選手がいないこと。永井やポンテは左右に流れることが多く、その時に中央で詰める人がいなかった。ボランチの二人はもう疲労でガタガタだろうしな……
グダグダと攻めてるうちに、前掛かりになって後方が緩くなった所へ野沢が上手く走りこみ左サイドから先制点を決める。
正直サッカーの試合はここで終わった感じ。
もう後はひたすらカオスな展開。
熱くなってラフになる浦和と鹿島の露骨なまでの時間稼ぎ。
そして乱れ飛ぶ扇谷の黄紙。
舟山の退場の時はいったい何が何だか分からなかった。
しかしあれだけ黄紙を喰らっても開き直れるってのが試合巧者と呼ばれる所以なんだろうな。
何はともあれ0−1の敗戦。優勝の行方は最終節に持ち越し。