2007-10-20 アイザック・アシモフ『ファウンデーション対帝国』 読書感想 だんだん面白くなってきたファウンデーション対帝国 ―銀河帝国興亡史〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: アイザック・アシモフ,岡部宏之出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1984/08メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 24回この商品を含むブログ (35件) を見る あらすじ ハリ・セルダンによって惑星ターミナスに「ファウンデーション」が設置されてから二百年が経過した。諸惑星を併合し、その勢力を拡大するファウンデーション。 しかし、いまだ宇宙の大部分を支配する銀河帝国が最後の攻撃を仕掛けてきた。 感想 第二作だが、第一部は前作の続き、第二部ではミュールとの対決が見られる。 第一部では前作同様、拡大するファウンデーションと銀河帝国の攻防が見られるが、ここはそれほど面白くない。 面白くなってくるのはセルダンの予見できなかった超能力者ミュールがファウンデーションに侵攻する第二部で、ファウンデーション指導部の驕りや地下組織の人々が織り成すドラマにミュールの謎が非常に上手く絡み合っている。 最後にはミステリ的などんでん返しも。★★★★☆