二階堂黎人『吸血の家』
実質的なデビュー作
- 作者: 二階堂黎人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/07
- メディア: 文庫
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感想
二階堂黎人の実質的なデビュー作、ということでかなり丁寧に作りこまれている印象。謎も足跡なき殺人が二つ、密室殺人が一つと盛りだくさんだし、それぞれのトリックもバラエティに富んでいて良く考えられていると思う。
動機がいい加減なところやラストになぜか犯人と直接対決するのは作者の趣味だろうな。謎の豊富さと練りこみを買って★★★★☆