二階堂黎人『ユリ迷宮』
短編集はこれが初
- 作者: 二階堂黎人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/03
- メディア: 文庫
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「ロシア館の謎」家屋消失トリックの出来もいいが、それを支える伏線とサブトリックが非常によくできている。傑作。
「密室のユリ」あまり良くない。トリックもなんだかアンフェアな気がするし、犯人も微妙。
「劇薬」何度もどんでん返しを見せるのが面白い。伏線が乏しいのが欠点か。
悪くはないのだが「ロシア館」以外はどうもパンチに欠ける気がする。★★★☆☆
気になることが一つ。
なんで「ゲドババァ!」なのか? 誰か教えてください……